屋根型集水装置
畑で手を洗う際などに利用する水を貯める装置を、できるだけ手間をかけずに製作した。災害時等に利用することも念頭に有って、足の部分は高さの違うペットボトルを立てただけだ。うまくすれば一、二時間程で組み立てられる。
スジの入ったスレート板は住宅の外壁板で、斜めに配置している。下流側のオレンジ色の雨樋に集まった水をストロー(曲げられるタイプ)で花のキャップのついた2リットルのペットボトルに集める構造だ。スレート板表面の溝の交差部に45度斜めのガイドを追加して途中から水が流れる幅を10cm程狭めるようにした。
新たに購入したのは排水口用の金属の網カバーと潅水用ボトルキャップ(いずれも100円ショップ)のみだ。雨樋はレーザープリンタのトナーカートリッジの不要になった保護カバーで、中央の部分で取り付け用の木材に木ネジ一本で止めてある。木材は両端でクランプを使ってスレート板に取り付けてある。
使ってみると、大雨のときはボトルが直ぐに満杯になる。一方、弱い雨だといっこうに水がたまらない。実験してよく見てみると、スレート板の下端で表面張力によって水が後ろに廻って雨樋に入らないことが分かった。雨樋に落ちるように長さ30cm程のアルミのL型部材を追加した。
2本以上のボトルに貯まるようにしたいが、使い勝手を考慮するとあまり良い考えが思いつかない。