おいしい菜自然菜園

外に持ち出さず、菜園内での循環を目指しています

シマノインター7つづき(4)

 内装7段自転車

 前回は内装7段ギヤの爪が割れて1つになってしまい困ったところまでの内容だった。

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 割れた爪を取り替えるためにシマノ製の内装7段ハブSGー7R46のパーツを探したものの、該当する部分の入手は困難だった。結局、奈良県のショップから少し前のタイプの内装7段ハブSGー7R40一式を入手した。

 こちらは14Tのスプロケットにも対応しており、チェーンがカバーに当たる心配もなく、かえって都合がよい部分もあった。

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 これまでのホイールを分解して、前と同様に手組でなんとか20インチホイールを組み立てた。初めてではないものの、スポークの配置などがかなり込み入っていて、理解するのに苦労した。スポーク長は既製品の中で最短と思われる180mmでOKだ。スポーク長計算のサイトも有るので、20インチの手組の内装7段ギヤの組み立てにチャレンジしてみては!

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 フレーム前半分の再塗装など悪戦苦闘の末、内装7段のミニベロを復活させることができた。やれやれ。

なかなか完成しないものは

改良型PIC温度記録計

 以前に「PICでインテリア電子工作」さんのページを参考にして温度記録計を作成した。

 現在の気温に加えて、1時間毎の過去の気温を記録できる優れた機能があって重宝している。上記のページは今は存在せず、連絡のとりようがないので、この場をかりてお礼を述べたいと思う。

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 今回はマイナス温度も測定できるようにすることを目標にした。

 写真はフラッシュを使用しないで撮ったため、ピントが甘くなってしまった。次回は三脚を使用しようと思う。

 左は今回作成した第1作で、持っていたアノードコモン(プラス側共通)の7セグメントLEDを使った。LEDの極性が逆になったのに応じてダイナミック点灯(時分割で点灯させて省エネを図る)に関する部分のハードウエア(駆動トランジスタをPNPタイプに変更)とソフトウエアの変更が必要だった。

 右側が第2作で、温度センサーをLM60というマイナス温度も測定できる(単電源でできる)ものに変更したものである。

 マイコンはPIC16F88というADコンバータを含むものだが、そのAD変換を実行させるのに苦労した。

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 元々の温度センサLM35は出力電圧が0ボルト(温度が摂氏0度)から「百分の1ボルト/度」の傾斜で増加するので使いやすい。10ビットのデジタル値(0から1023まで)に変換された温度に対応した変数「atod」を考えると、係数243を掛けて、1000で割ると温度がそのまま求まるので、表示するデータ(温度の10の位と一の位)を得るのは比較的簡単だ。

 ところが

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 センサを上記のLM60にするとセンサの出力電圧を温度に変換させるのに工夫が必要だ。

 先ずはPIC16F88に入力する基準電圧の選択が難しい。

 当初1.875V(6.25mVの300倍)としてみたが、予想外の温度表示になった。そこで、基準電圧(外部入力を選択)を2.5V程度にしてみた。(後述のとおり、基準電圧は原因ではなかった)。

 次に、LM35の場合で説明した係数については、基準電圧が2.5VのときLM60に適当な値として391を選んでみた。

 その結果は、またまた予想外の温度表示となった。

 検討した結果、プログラム(Mikro CコンパイラVer8.2)内で変数atodのデータ型であるunsigned int(符号なし整数)の範囲65536までを超えた状態が生じたのが原因と考えた。

 係数を10分の1の39に変更し、割り算の除数を百に変更してプログラムを更新してみた。

 すると、当面の目標である仮想温度としての90度付近の表示に成功した。

 この先は次回へ

 

立ち去りたくないものは

名前を知らないネコ

 

 畑仕事の帰りに、ごみの収集ネットの中に入ってポリ袋相手に格闘しているネコを見つけた。

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 おかしくて近づくと、必死で中から出てきたものの、こちらを睨んで動こうとしない。獲物への執着心なのか、恐れ入りました。

 生ゴミは明日の朝出してね!

時を経ても変わらないものは

春の訪れ

 4月に入って気温の上昇とともに一斉に春の花が咲出した。

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 鶴見川沿いの農地の垣のれんぎょうが満開になっていた。

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 こちらは対岸のソメイヨシノを背景にして独り開花するオオシマザクラで白い花びらが潔い。

 

蜂が居ないと実がならないものは(1)

ラビットアイブルーベリー

 寒の戻りで肌寒い四月の始めだが、自然は着実に季節を先取りしている。

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 庭先の鉢植えのブルーベリーのピンク色の花芽が膨らんできた。

ブルーベリーは大きく分けて2種類有り、どちらかと言えば寒い地方に適したハイブッシュブルーベリーは自花受粉する率が高い。

 これに対してより温かい地域で栽培されるラビットアイブルーベリーは蜂による受粉が必要だ。

 昨年は近隣で大量の消毒液が撒かれ(散歩の犬のトイレに対する対抗手段らしい)、その結果、例年やってくるマルハナバチ(英語ではバンブルビーで、古くはシェークスピアの作品にも似た表現があるとのことだが、ベアトリクスポターの「リスのナトキンのおはなし」に出てくるなぞかけ歌がおもしろい)が寄り付かなかった。

 今年は昨年の不作を挽回して欲しいと思っている。 

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 尚、2014年末の新聞記事に「ミツバチ大量死?の農薬残留基準緩和へ」というのが有った。ネオニコチノイド系の農薬クロチアニジンに関して、食品中の残留基準を緩和するという厚生労働省の方針についてのものだ。

 人の健康に問題ないという理由で今まで使えなかったホウレンソウなどにも使えるようになるというのだ。

 一方、以前に読んだ記事ではミツバチが居なくなると農業に甚大な影響が出るという。

 巡りめぐって我々の暮らしの首をしめることになると思う。

グルテンを含まないものは

裸麦

 テニスのジョコビッチで有名なグルテンフリーの食事はアトピーの改善とも関係しているらしい。行きすぎた品種改良の結果、身体に変調をきたす食品が出回ってきたのがグルテンフリーの食事の選択を迫られる要因だと知った。

 それでは、畑で元気にしているこれはどうか?

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 ソラマメの両側をガードしている(テントウムシに住処を提供してソラマメにアブラムシを寄せ付けない)裸麦マンネンボシは冬の寒さを乗り越えて元気な姿をみせているが、小麦ではなく大麦の一種である。

 そのため、グルテンは含まないとのことで、掲題のグルテンフリーの食事の観点からすると、安心して食べられる。

 初めての栽培で収穫まで辿り着くかどうかは分からないが、作物の選択としては間違っていなかったようである。