おいしい菜自然菜園

外に持ち出さず、菜園内での循環を目指しています

動かないものはノートパソコン(1)つづき(2)

BIOSチップの書き換えの結末

 前回は途方に暮れたところで終わってしまった。結末を書くのが遅くなってしまったが、あまり一般的でない話題を続けるのを控えた次第である。

 満身創痍のBIOSチップにダイナブックのサイトからダウンロードした更新BIOSを上書きしてマザーボードに再度取り付けた。このとき、新しいBIOSのサイズがチップの容量を上回っていて少し気になった。

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 お世辞にも褒められないハンダ付けの状態だが、7、8番ピンはブリッジ(電気的に導通)させ、1番ピンは基板の配線の代わりに隣の抵抗の端子に導線を直結することで、何とか電気的な結合を確保した。これで動くという確証はなかったが、他になす術がなかった。

 マザーボードを本体に取り付け、分解とは逆の順序でケースを組み立て、はやる気持ちをおさえつつ、各部の点検の後、ACアダプタからの電源を接続し、パワーSWをオンした。

 息を呑んで画面を見つめても、何も起こらない。キーボードの中のLEDが瞬間点滅するのみで、BIOSチップ書き換え前と比べて何も進展がなかった。

 またしても、中古のノートパソコンに手痛いパンチをくらった。

 ついに諦めて元の保管場所に戻した。就寝後もそれまでの努力は何だったのだろうという思いが頭から離れなかった。

 

 2、3日後、潔さが無いのを承知の上で、上と同じ通電操作をしてみた。すると、

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なんと、くだんのノートPCがOSがどこにも無いと文句を言ってきた。

狐につままれたような気持ちながら、一筋の光が差し込んできた。

その後はSSD(ハードディスクの半導体版)の取り付けやOSのインストールなど、通常の作業でなんともスムーズな展開。

冷静に考えると、ノートPCではバッテリーの負荷などにより電源の衰えが生じて起動が困難になることが有るのだ。

短絡的にBIOSチップの書き換えに突き進んだのは反省するものの、めったにできない経験(もう二度としないと思う)をさせてもらった。