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Naimonowaのブログ

百姓仕事と電子工作と路上観察

完全に否定できないものは

地震 風景

椋平虹

 念のため、オカルト的な興味を助長する意図は全く無い。

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 昨日(9日)夕刻の西の空に夕日(木の上)の右側の離れた位置に所謂椋平虹と思われるハロ(ロボットのことでは無い)が出ていた。

 椋平ひろ吉という人は、ほぼ一生涯虹の観測で地震を「予知」したという人物で、実はある時期から消印のついた自分宛(鉛筆書き)の葉書を多数持っていて、地震の後に宛先のところに自分で投函するというトリックを使っていたのが分かった。

 ただし、昭和5年11月の北伊豆地震の場合は確かに地震の前に電報で予知を伝えていたとのことでトリックは無かったらしい。「たまたま当たっただけ」ということである。それより前の関東大震災の際も東京帝国大学に電報を打ったが、こちらは焼失してしまったとのことである。

 上の写真は、このところの不安定な気象条件を考えると、特に珍しいものでは無い。また、夕日に重なっている縦のスジ雲も所謂「地震雲」の類(飛行機雲の場合も多い)である。

 話は少し変わるが、1995年の阪神淡路大震災のときに、神戸の酒造のための深井戸で測定されていたラドンの濃度に顕著な変化が観測されたことが知られている。そのため、ラドン濃度の測定が方々で行われている。

 私の考えでは上の例は外部の影響を受けにくい深い場所の観測点であったこととその場所の花崗岩地帯という地質構造の特徴によって有意な観測ができたのであって、地上で普通に観測しても正確な結果を得るのはかなり難しいと思う。

 椋平氏のトリックを見破るのに7年の努力を要したとのことであり、ある仮説を肯定するのには単に「鵜のみ」にするのではなく、また否定するには単に「非科学的」というレッテルを貼るのではなく、種々のポイントを充分に検討するのが肝要であると思う。