この秋の野菜の高騰については前にも書いたが、夏から続く日照不足や異常高温などのため、例年通りの農作ができなかったためだ。
「気候変動を理学する」(古気候学が変える地球環境観)みすず書房発行、という本を読んだ。2012年に東京で行われたサイエンスカフェという5回シリーズのセミナーの内容をまとめた書籍だが、驚くような沢山の事柄が種々の図表を使って説明されている。
この写真は今日撮影したもので、上述の書籍とは直接関係ない。
ただ、同書には「気候モードのジャンプがいったん起こってしまうと、外的要因が元の値以下に戻っても、気候モードは必ずしも元の状態には戻らないことも示しました(セミナー第1回のポイント)」と記述されている。
ごく大雑把に言えば、地球に限度を超えた変化が起きればそれ以前と同じ状態に戻れる保証はないのだ。
脱炭素社会を目指すパリ協定が日本を含まない94ヶ国の批准で本日(11月4日)発効した。
上述の本を座右に置き、今何をすべきか考えて行こうと思う。
つづく