ラビットアイブルーベリー
寒の戻りで肌寒い四月の始めだが、自然は着実に季節を先取りしている。
庭先の鉢植えのブルーベリーのピンク色の花芽が膨らんできた。
ブルーベリーは大きく分けて2種類有り、どちらかと言えば寒い地方に適したハイブッシュブルーベリーは自花受粉する率が高い。
これに対してより温かい地域で栽培されるラビットアイブルーベリーは蜂による受粉が必要だ。
昨年は近隣で大量の消毒液が撒かれ(散歩の犬のトイレに対する対抗手段らしい)、その結果、例年やってくるマルハナバチ(英語ではバンブルビーで、古くはシェークスピアの作品にも似た表現があるとのことだが、ベアトリクスポターの「リスのナトキンのおはなし」に出てくるなぞかけ歌がおもしろい)が寄り付かなかった。
今年は昨年の不作を挽回して欲しいと思っている。
尚、2014年末の新聞記事に「ミツバチ大量死?の農薬残留基準緩和へ」というのが有った。ネオニコチノイド系の農薬クロチアニジンに関して、食品中の残留基準を緩和するという厚生労働省の方針についてのものだ。
人の健康に問題ないという理由で今まで使えなかったホウレンソウなどにも使えるようになるというのだ。
一方、以前に読んだ記事ではミツバチが居なくなると農業に甚大な影響が出るという。
巡りめぐって我々の暮らしの首をしめることになると思う。