おいしい菜自然菜園

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測らないと分からないものは

水晶発振器

 雨の季節で、以前に作成し10年以上休まずに動かしていたFMチューナーのメンテナンスのために、トランジスタ一石の10.7MHzの発振回路(コルピッツ型発振回路)を作成した。

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 写真のように手持ちのパーツを使って、ケースの大きさに合う古い基板上に組み立てたもので、逆さに10.700の数字が見えているのが水晶発振器だ。

 回路を組み立てたものの、手間を惜しんだため情けない見栄えで、実際に動作しているのか否か、また目的の周波数が得られているのかが問題だ。

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 そこで、これまたずっと作成中のままだった秋月電子通商の周波数カウンタ(TCXOを使っているため無調整で正確な測定ができるキット)をあり合わせのシャシー(2枚のアルミ板を組み合わせただけだが、ゴム足付き)に据え付けて上述の発振回路を測定してみた。

 その結果10.7MHzの99.95%の周波数で発振していることが分かった。約2000分の1の誤差で、実用上十分な性能だと思う。

 尚、上の写真に見えている発振回路(ケース入り)の外観は次の写真の通りで、手前に見えているのが乾電池2本と昇圧回路による5V電源だ。

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 5V電源の昇圧回路は秋月電子通商で販売されている安価なIC(HT7750)を使ったもので、200mAの電流まで出力可能とのことだが、入力する電源の電圧が低いと出力電圧、電流などの性能が落ちるらしい。ただし、100uHのインダクタは手巻きの大きくて余裕のあるものを使用しており、今回のような目的には十分と思われる。