パソコンのエラーメッセージ
15年ほどデータロガー(例えば気温などの観測データを継続して記録するもの)として動かしていたリコーチャンドラという愛称のサブノートパソコンが、書き込みオーバーで止まってしまったため、分解してHDDを取り出して余分なデータを消去した。
これはキーボードを外したところで、マザーボードが写っている。
この裏側に850MバイトのHDD(今の製品の千分の一位の容量)が取り付けられている。
これは同じマザーボード(予備に購入しておいたもの)の裏面の様子で、黒い部分にHDDを取り付ける。
ところで、冒頭のスクリーンのエラー表示はI9990305という数字(最初はI(アルファベット))で、過度に専門的なため当然マニュアルにも出ていない。(追記:これは間違いで、巻末に出ていたのを見落としていた。)
困ってしまい、ネットでしらべたところ、IBMのノートパソコンに関係するサイトで少なからず、この数字がヒットした。
リコーチャンドラはたしかライオスシステムというリコーとIBMの合弁会社の製品だったと思う。
この数字の意味するところは「OSが見つかりません」とのことだが、問題はそれだけでは答えが出ず、いろいろな原因が考えられることだ。
例えば、
パソコンの裏側のメモリースロットの上に載せられている黄色いリチウムバッテリー(CMOSバックアップ用)が放電していると、BIOS(OSの下位にあるベーシックIOシステム)の動作がエラーになり起動不可能になる。
このため、普通は最初にこのバッテリーをチェックすることで、余分な分解作業を回避できる可能性がある。
測定してみたバッテリーの電圧は2.91V(3Vのバッテリーが一般的)でまだ余裕があるようだった。
このため、別な原因が有ると考えられる。当然コネクタ類の接続はチェックしているので、もう一度HDDを取り出して別なパソコンでチェックする必要がある(やれやれ)。
今回はちょっとやっかいな状況になってしまった。
うまく解決できる可能性は50%以下かもしれないが、後日また報告したいと思う。