おいしい菜自然菜園

外に持ち出さず、菜園内での循環を目指しています

へそが無いものは

秋植えのじゃがいも

 台風24号で掛けていたマルチが外れてズタズタになってしまったが、それにも負けずに葉を広げて育っている。

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 じつはこのじゃがいも(アンデスレッド)はへそが無いのだ。といっても、昔あったテレビCMのカエルには無いへそではなく、下の写真のようにイモの表面の、親株からのへその緒(ストロン)が繋がっていた部分を予めとって植えた結果なのだ。

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 これは野菜作りの研究者である木嶋利男氏による雑誌やさい畑の記事に従ったもので、ストロンの部分が残っていると、その後の成長にマイナスになるのだそうだ。

 今年はそれに倣ってへそを取って芽出しをした後に、逆さ植え(じゃがいもの芽はストロンの反対側に多い)で苗を植え付けた。

 11月末ころには豊作になるのを期待している。

 それはそうと、気になっていたのが有名なミレーによるじゃがいも植えの絵で、右側に立っている女性の手を離れたいもが宙に舞っているように見える。

 現代では少なくとも菜園のような規模の畝では黒マルチ(光を遮ることにより、緑色部分ができて有害なソラニンが生成するのを防ぐため)をかけて丁寧に植え付けることで収量が格段に増えるらしい。