おいしい菜自然菜園

外に持ち出さず、菜園内での循環を目指しています

無いものは作ろう(3)

コーヒー豆冷却装置

 コーヒーの焙煎に挑戦して何年にもなるが、手網による方法(10分以上も網を左右に振るのでかなり骨が折れる)からやっと卒業できた。

 生豆を入れたドラムをモータで回転させる装置をこしらえたので、作業がかなり楽になった。その「半熱風焙煎装置」はまだ未完成な部分も多く、後日紹介したいと思う。

 本題の豆冷却装置は各部の寸法を決めるための試作品だが、写真のようになった。

 箱の上に開けた穴にザル(直径15cm)を置き、ブロワーで排気されて気圧が下がった箱の中に豆を通して外気を吸い込むようになっている。

f:id:Naimonowa:20190703180734j:plain

 これまでは、焙煎した豆を素早く金属のざるに移して上から団扇で仰ぐのにダッシュしていた。団扇が当たって豆をこぼしそうで、豆は熱くこちらはひやひやだった。

 製作した冷却装置は家に有った東芝製のブロワー(炭火コンロの送風に使うつもりで以前に秋葉原で入手したもの)と端切れ材を使ったため、費用は特に発生しなかったが、ブロワーの駆動電圧が24V弱のため、いずれ昇圧回路をつくるつもりにしている。今は12Vのバッテリーで駆動しているが、静かな割には排気の温度が高く、豆の熱が吸い取られているのが感じられる。

 ちなみに、焙煎している豆の量は130グラム(竹製のざるに入れた状態で計量して150グラム)程度で少量なため、市販されている冷却装置は強力過ぎる。

  今回は「グアテマラSHBイエロー・ブルボン・エル・ソコッロ」という豆でもう少し深く煎るつもりだったがハイロースト(シティローストの手前で、モカなどの豆が適しているとのこと)位の焙煎になった。モータの回転速度のためか、僅かに煎りむらが出てしまった。