中身に加えて簡単に食べられるという考えも甘かった
駅前の八百屋さんの店先にココナツが並んでいて珍しく、家族が買って帰った。初めての買い物で早く中身を食したいが、殻が並外れて固く、台所用品では全く歯が立たない。
しばらく思案した後、殻のてっぺんのところに辛うじて小さな穴を開けて、中のジュースをカップに移すことができた。
飲んでみると、甘味も有りとても爽やかな味だった。
喉を潤した次は果肉を取り出す段だが、石のように固い殻を割るのには大工道具を持ち出さないとどうしようも無い。
下はココナツジュースを汲んだ穴を外側からノコギリで円く切って広げた後の写真だが、おがくずが入っては困るので木槌で叩いて殻を割る他に良い方法が思いつかなかった。
固い殻の座りが悪いので、セロハンテープの紙製の芯を座布団代わりにし、気合を込めて木槌で叩いたところ殻にひびが入り、2つに割ることができた。
白い果肉は市販の(乾いている)ものに比べてしっとりとした食感で、香りも有ってとても美味しかった。
初めてのココナツ割り体験に味をしめて、もう一つ買ってみた。
これらはジュースを取り出すのに手こずった一回目の経験から用意したストローで、2本一緒に殻の小穴に差し込むことで細長い方のストローから空気が入り、ジュースの取り出しがとても容易になった。