ヒューズボックスになかなか手が届かない
面倒な配線の話は後述することにして静止画の撮影をしてみたので写真を載せることにした。
ドライブレコーダー本体下の真ん中のボタンを押すと静止画撮影になるが、シャッター音が聞こえるまで押さないといけないようだ。
写真は新横浜駅前を通過した後にそのまま南下して横浜線の跨線橋を登っているところだが、細かい部分も確認できる解像度だった。
保険のことは末尾の12/29追記を参照して欲しい。
さて、本題の取り付けの話に戻ることにする。
前回記述したように、ドライブレコーダーの取り付け以前に助手席下のグローブボックスを引き出して奥の空間を見なければならない。
このために車のマニュアルを参照すると、エアコンのフィルタの清掃の項目にグローブボックスの外し方が図解されていて、左右の側面の奥の方を内側に湾曲させてロックを外すようになっているのが分かった。
ところが、並大抵の力では枠の突起から外せない。このため、隙間に丈夫な樹脂の板(昔のビデオテープのケースから切り取った四角い板)を挿入して作業をした。
それでも満身の力を込めて先ずは左側を外し、続いて左側が再びロックされないようにしながら樹脂板を挿入した右側を外しにかかった。
それでもなかなか外れず、休み休み作業してやっと開くことができた。今の車はユーザーによるヒューズの点検を初めから考慮していないようだ。ディーラーに持ち込むことができないときなど、車を放置するしかないのか?
文句ばかり言っても仕方がないので、その後の作業を続けた。
ようやくグローブボックスが開いた状態で左の奥にヒューズボックスが有った。カバーを外し、車のマニュアルで調べた15Aのヒューズ(エンジン停止でOFFになるアクセサリ2の回路のもの)を抜いて代わりに前述のセットに入っていた一番小さなリード線付きのヒューズを挿入したところが下の写真だ。
交換前の青いヒューズを落としてしまい、拾えなかった。安価な専用の工具が有るようなので、それを使った方が良いと思う。
ヒューズ回りの配線は電源の+側のもので、マイナス側は前述のセットの他方のリード線についているクワガタ端子を車両の金属部分(アース)に固定するようになっている。テスターで表面の導通を確認した上でダッシュボード裏の黒い金属フレームにビスで固定した。
ドライブレコーダー本体へのケーブルは先が細い方を先頭にして上に向かってグローブボックス側から進めてピラーの内部を通すのだが、押し上げることができないので針金を使って先端を引き上げた。
ケーブルの固定には3M社製の小さな赤いパーツが幾つか用意されているのだが、裏紙を剥がした糊面の粘着性が弱く、直ぐにケーブルの癖に負けてしまうので気休め程度だった。仕方なく、そのままピラーカバーの隙間に押し込んだ。
写真の右側がピラーの内張りカバーを戻した状態で、ドライブレコーダー取り付け前と全く変わらない。
今回購入したドライブレコーダーはリヤカメラもセットになっていたので、慣れてきた時点で取り付け作業をするつもりだが、リヤカメラのケーブルの方が太くて長いので、今はガムテープの芯に巻きつけて梱包時に折り曲げられたことでできた癖を取って真っすぐに戻すことを試みている。
12/29 追記
ドライブレコーダーを取り付けた車の自動車保険について調べてみた。保険会社によって提供されるドライブレコーダーもあるらしい。その利点は通信機能によって事故のときにデータの保存やオペーレーターとの対話が可能になるという機能が利用できる(テレマティクスタイプ)とのことで、有料で工場に依頼するか自分で取り付ける選択肢もあるらしい。
今回のように市販のドライブレコーダーを自分で取り付けた場合は上記のサービスは受けられないが、どちらにしても余分な費用がかかることは同じで、事故が減るわけでは無いので保険料が安くなることにはならないとのことだった。
また、普段の運転の評価をする機能(安全運転診断)によって将来的には保険料が下がることも考えられるが、常に運転をモニターされているのは音声も含めてのこと(車内の会話も聞かれる)? という懸念も有る。