おいしい菜自然菜園

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ノートパソコン高速化(2)

ウインドウズ7サポート終了

 前回の記事ではノートパソコンの内蔵ハードディスク(HDD)を SSD半導体ドライブ)に交換して起動時間を圧倒的に短くすること(ロジテックのUSBアダプタに付いているバックアップソフトHD革命を利用)について記述した。

 SSD にウインドウズを移行した後に空き容量が有れば、パーティションサイズを縮小して空いた領域にリナックスをインストールしてどちらのOSも起動可能にし、更にFAT32のデータ領域を作ることで、どちらからもデータにアクセスすることができる。

 このための手順を逐次説明するのが良いのだが、ウインドウズ7のサポートがいよいよ終了するので、今回は緊急の作業について触れておこうと思う。ウインドウズを使うと毎回パソコンが脅威にさらされているという脅し文句が出るのだが、サポート終了となるとにわかに脅威が現実味を増してくる。

 どうすれば良いのか?

 先ず、ウインドウズは絶対にオンラインで使わないようにすることが第一。無線LANのオンオフスイッチの有るタイプのPCなら、ウインドウズ起動時にはOFFに切り替えておく(例えばONの時はオレンジのランプが点灯し、OFFで消灯する)。そうでなければ、パソコン起動直後にキー操作(例えばBIOS設定画面で選択するかウインドウズ起動後にコントロールパネルから設定画面に進む)で無線LANをOFFにすることができる筈である。

 こうしておけば、外部につながらないのでパソコンの安全は保たれる。

 メールやブラウザを使うときはどうするのか?

 無料のリナックスが各種存在するのでそれを使おう。

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 上の写真はパピーリナックスディストリビューションTahrPUP(タールパップ)6.0.6のインストール画面でしばらくは英語で作業しなければならないが、インストール後に日本語言語パックを追加すれば英語とはさよならして日本語で何不自由なく使うことができる。ウインドウズの後継として特にお薦めのOSだ。コントロールキーとスペースキーを同時に押せば日本語入力とローマ字入力の間を行き来できるのが使い易い。デスクトップのセットアップからパピーパッケージマネージャーを選ぶと各種のアプリケーションをインストールすることができる。

 これより新しいパピーリナックスには PuppyLinux 7.5(Xenialpup) なども有る。見かけはいかつくなった(デスクトップは好みのものに変えられる)が、同じような機能が得られると思う。パピーリナックス全般に関しては Shinobar さんのブログ、sakurapup.com などに役立つ情報が有る。なお、tahrppup の正式版は6.0.5 らしいが、トライアル版 6.0.6 を使っていて特に不都合は感じていない。

 ウインドウズのオンライン使用が可能なうちにリナックス関連のサイトからISOイメージファイルをダウンロードしてCDかDVD(容量は2百数十メガバイトだったと思う)に焼いておけば、後の作業は安心してゆっくり行うことができる。

 尚、メールはリナックスではサンダーバードが普通だと思うが他の選択肢も有る。過去のメールをウインドウズからインポートできれば移行は簡単だ(オフラインで作業できる)。

 また、ウインドウズがオンラインで使えるうちに主要なメールをスマホなどに転送しておき、リナックスのアカウント作成後に転送するという方法も考えられる。