おいしい菜自然菜園

外に持ち出さず、菜園内での循環を目指しています

気長に待つしかない

セロリの収穫

 今年もいろいろ苗作りを試みているが、化成肥料を使わないため苗の成長が呆れるほどスローでトマト、ナス、スイカ等の定植が大幅に遅れている。

 これもあって、今年はセロリ、エゴマなど菜園であまり見かけない野菜の栽培に挑戦している。

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 上の写真は種蒔きから数日経ってようやくヘヤピン状の白い茎が見えて成長し始めたセルリーミニホワイトの様子で、双葉(子葉)の形が野菜作りのネットで見かけるものと少し違うようだ。土が固く、このまま止まってしまうのではないかと気になり出した。

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 これは2日経った本日の写真で双葉が開くところまで辿りついた。

 実は、セロリの用土は酸性を嫌うので、苦土石灰草木灰などで中和しなければならないのだが、手許に無くたまたま目に留まった蚊取り線香(天然もので茶色い)の灰を混合してみたのだ。

 除虫菊の成分が植物には無害であることを祈って試してみたのが案外うまくいったようだ。双葉の形も通常のセロリの双葉(ずっと丸みが有る)とは少し違っているのも品種の違いによるものだと思う。

 そこで本題だが、いつ頃収穫できるのかを確認してみると早くても夏を越した後の10月以降になるらしく、とても気の長い話だ。

 こうなったら、しっかり世話をして待つと腹を決めるしかない。免疫力をはじめ、とても健康に良いとのことで、期待している。

 収穫までに新型コロナが終息していると良いのだが。

 

6月3日追記

 昨日は横浜開港記念日だった。例年花火が打ち上げられたりして華やかなイベントが催されるが、今年はひっそりとしていた。

 今回幕末から明治にかけてのコレラの流行についてちょっと調べてみた。安政(1855ー1860)の大流行はペリー提督の艦隊が持ち込んだとの記事もあったが、江戸だけで死者10万人を越えたらしい。致死率が60%以上で当時の人々は恐れおのおのいたことだと思う。

 コレラとは直接関係ないが、鎖国と開国の間で揺れ動く短い安政の時代の後、開国反対の孝明天皇が35才の若さで急死し(在位21年の慶応2年)、明治天皇は僅か16才で即位している。(不正確な記述が有ったため6月4日修正しました。)

 話が横道にそれてしまった。今回の新型コロナの感染に関して振り返ると、

既に中国で爆発的感染が起きていた1月下旬になっても外務省がインバウンド政策と称して春節の休暇を日本で過ごすことを促す誘致活動を行っていたのだ。(また余談になるが、国の命令に反した杉原千畝は存命中もそれ以降もずっと名誉回復されなかった。)

 東京アラートが発令されたが、持病があったり、高齢の人々が高い代償を払わされている。