おいしい菜自然菜園

外に持ち出さず、菜園内での循環を目指しています

ながいもは

スーパーの芋から作れる

 タイトルが少し脱線してしまった。3月にスーパーで買った長芋を100gずつに切り分け、一ヶ月ほど乾燥させてから畑の畝に埋めた。その後ほぼ順調に育ち、蔓が少し枯れてきたので昨日収穫した。

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 4月に種芋を畝に埋めてしばらくして地中から蔓が伸びてきた。発芽率は100%だった。どんどん上に伸びる蔓を横方向に誘引するのが大変だった。

 写真の上の2つは種芋(分割して使用)の現在の状態。新しい長芋は種芋のずっと下にできる。そのままだと深く潜ってしまうので割竹で誘導したつもりだった。一部は割竹の外にはずれてしまい、掘るのに腰を痛めそうになった。

 来年は深いプランタ(多分蔓の誘導や水やりには工夫が必要)で試してみようと思う。

 

 

シマノインター7

内装7段折りたたみ自転車

 使いつづけているセキネ自転車製の折りたたみ自転車で富士山の北側の御坂峠(高低差が数百メートルある)まで出かけたとき(途中、勝沼ぶどう郷駅まではJR利用の輪行)に、3段ギヤでは足りないことを痛感した。

 体力の問題が大きいが、途中かなり押して歩いた。熊に出会わなくてよかったが、旧道の入り口でサルの家族に遭遇した。のんびり見ていると、真っ赤な顔のボスザルがすごい形相で威嚇してきた。数で負けるので退散したが、追いかけてくるサルに迫られ肝を冷やした。

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 本題に戻ると、逆輸入品と思われるシマノ製の内装7段ギヤユニットのインター7(SGー7R46:旧タイプで現行品とは異なる)がTKオンラインというショップで販売されていたので、内装3段ギヤの代わりに取り付けることにした。ハブ自体が一回り大きいので、その分短いスポークを使ってリムを組まなければならない。スポークの長さを自動的に計算するサイトが2ヶ所有り、便利に使わせてもらった。

 ハブの一方の側にはチェーンがかかるギヤ、反対側にはローラーブレーキ(BRーIM41R)が取り付けられるので、左右でスポークの長さが異なる。

 計算上はその差があまり大きくなかったので同じ長さのスポークが使えそうである。一般に入手可能な中で最も短い180mmのスポークの1セット36本(使うのは32本)を購入した。その他にもハブに関連した固定ボルトユニットなどの幾つかのパーツを、シマノの過去のパーツリストを参照して複数のショップから取り寄せるのにかなりの手間がかかった。

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 中心のハブと外側のリムの間にスポークを取り付けてゆく方法には交差させる数やどちらを外側にするか等の点で幾つかの方式があり、理解するのは簡単ではない。

 ここまでくるのに、最初にハブを入手してから2ヶ月ほどかかった。この後に振れ取りなどの重要な作業が始まる。

 

つづく

完全に否定できないものは

椋平虹

 念のため、オカルト的な興味を助長する意図は全く無い。

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 昨日(9日)夕刻の西の空に夕日(木の上)の右側の離れた位置に所謂椋平虹と思われるハロ(ロボットのことでは無い)が出ていた。

 椋平ひろ吉という人は、ほぼ一生涯虹の観測で地震を「予知」したという人物で、実はある時期から消印のついた自分宛(鉛筆書き)の葉書を多数持っていて、地震の後に宛先のところに自分で投函するというトリックを使っていたのが分かった。

 ただし、昭和5年11月の北伊豆地震の場合は確かに地震の前に電報で予知を伝えていたとのことでトリックは無かったらしい。「たまたま当たっただけ」ということである。それより前の関東大震災の際も東京帝国大学に電報を打ったが、こちらは焼失してしまったとのことである。

 上の写真は、このところの不安定な気象条件を考えると、特に珍しいものでは無い。また、夕日に重なっている縦のスジ雲も所謂「地震雲」の類(飛行機雲の場合も多い)である。

 話は少し変わるが、1995年の阪神淡路大震災のときに、神戸の酒造のための深井戸で測定されていたラドンの濃度に顕著な変化が観測されたことが知られている。そのため、ラドン濃度の測定が方々で行われている。

 私の考えでは上の例は外部の影響を受けにくい深い場所の観測点であったこととその場所の花崗岩地帯という地質構造の特徴によって有意な観測ができたのであって、地上で普通に観測しても正確な結果を得るのはかなり難しいと思う。

 椋平氏のトリックを見破るのに7年の努力を要したとのことであり、ある仮説を肯定するのには単に「鵜のみ」にするのではなく、また否定するには単に「非科学的」というレッテルを貼るのではなく、種々のポイントを充分に検討するのが肝要であると思う。

 

 

スーパーでふつう売ってないものは(1)

ハンダマ

 今年は悪天候で野菜が高騰している。こんな時期にも絶好調なのがハンダマ、水前寺菜、式部草、金時草。地方毎に名前が違う。もともと南方起源なのだと思うので、一番南の沖縄県での名前を書いた。

 

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 くせが少なく、厚手の葉は炒めものに合う。食べた人の感想も概ね好意的。

 葉の裏は紫色でポリフェノールが多いのだと思う。

 軸はコップに挿しておくと暫くして発根するので、容易に増やせる。冬は保温しないと地上部は枯れる。

 

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 初め、晴海通りの築地場外市場手前の定松本店に有ったのを見つけたが、短い期間のみのようだった。後で気がつくと銀座1丁目近くの沖縄物産店で常時販売されていた。

自然環境に負荷を掛けないものは(1)

自食作用(オートファジー)

 ノーベル生理学、医学賞の受賞がきまった東工大大隅教授の東京新聞の記事によれば、2012年の京都賞の受賞時に「将来を見つめ、いかに自然に負荷を掛けずに生活できるか、生物に学ぶことが有る」と語ったとのこと。

「紅葉は葉を落す前に緑色の葉緑素などのタンパク質を分解して回収し、次の春に備えている」そうである。(以上は東京新聞の10月4日の記事の引用であるが、教授自身の言葉の部分のみ、そのまま記述した)。

 なるほどそうだったのか。

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 微生物の研究で昨年受賞された大村教授のニュースにもとても感動したが、短期的な利益ではなく多くの人々に真に役立つ研究をつづけてこられた方々に心より敬意を表したいと思う。

 また大隅教授の研究の土台になっている考え方を的確に記事にした東京新聞にも拍手したいと思う。

 

インクが少ないものは

ピノッキオのボールペン

 海外の土産品だが、けっこう実用性が有る。第一に、その大きさと色(赤も有る)で非常に目立つ。電話のメモなどにも最適である。

 使う頻度が高かったので、しばらくして使えなくなった。顔がついていて捨てられず、引き出しの奥で寝ていた(目をぱっちりとして)のが出てきた。

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芯を抜いてみると、とても短い。先端の形状も通常と異なっている。

たまたま銀座の東急ハンズ6階(多分)のボールペン替え芯のコーナーで、同じようなパイロット万年筆製の替え芯を見つけた。

取り替えようとすると、太さが違っていて入らない。仕方がないので電動ドリルでペン軸の先の穴を拡大した。今度の替え芯は先端のペン先よりその付け根のインクの部分のほうが太い。そのため、替え芯より深い部分まで穴を拡大すると替え芯が軸の中にどんどん入ってしまう。

5mmの刃先で慎重に穴を広げ、ピノッキオ君ペンはめだたく復活した。替え芯がもぐって取り出せなくなる寸前だった。

 

受けたことがないものは

CT検査

 身体の各部の点検が必要な年齢になり、初めての体験をしてきた。

 当日は昼食抜きで、前もって錠剤を飲み、造影剤の点滴をつけたまま、検査機の有る部屋に行き、寝台に寝かされた。

 呼吸を止めることが重要であることの説明を受け、何回かの練習の後、いよいよ本番の検査開始。寝台が前後に移動するので、寝ているだけなのだが、巨大なドラム式洗濯機のような音がしてドーナツ型の装置の中を高速で回っている様子。けっこうインパクトが有る。

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見えるのは天井のレールと信号機のような五つのランプのみ。赤がついているときは息をしてはいけない。なぜか上の方に有り、患者からは見えにくい。動いたらやり直しとのことで緊張した。

検査手順は特に問題なく終了して帰宅したが、翌日まで強い倦怠感に襲われた。