Naimonowaのブログ

野良仕事と電子工作と路上観察

遺伝子組み換えでないものは

固定種の野菜

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 写真は借りている畑に播いた種の袋だ。全て「固定種」で、当然のことながら(安全性に疑問がある)遺伝子組み換え作物ではない。

 ところが、遺伝子組み換え作物を使っていない食品を選べば良いというほど話は簡単ではない。

 というのは、スーパー等で流通している野菜は殆どF1だからである。

 F1というのは違う系統の親となる2つの野菜を掛け合わせてできた第1世代のことだ。そのため、F1から種ができたとしてもその子世代の野菜は親であるF1の野菜とは違う性質になる。つまり農家に毎回、種を買うように仕向けるものなのだ。

 F1をつくるときに邪魔になるのが自花受粉で、昔は雄しべを手作業で取ったりしたらしい。ところが雄性不稔という突然変異(細胞のミトコンドリアの異常)で雄しべが機能しない花が生じることがあり、こうした雄性の子孫が残せない不完全な花の雌しべを使うのが増えているらしい。

 要するに、遺伝子組み換えでなくとも、F1の野菜自体が一方の親として子孫を残せない(その植物自体には致命的な欠陥)ものを使っていることが有るのだ。

 これに対して上の写真(人参の種が多くなってしまった)は全て固定種(エアルームという更に狭い定義もある)で、できた種から育てると同じ野菜がとれる。栽培に手間がかかることもある反面、味が良いとの指摘も多い。

 つい数十年まで人々は皆そういう野菜を食べていたのが、今では自分から探さないと手に入らない。

 念のため追記すると、F1の野菜が例えばエネルギー代謝に関連する問題を孕んでいるのか否かについては個別の研究が必要だと思うが、情報の共有と選ぶ自由が大事なのだ。

 

見たことが無いものは

レタスの花

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 もしかすると特に珍しくは無いかもしれないが、今年初めてレタスの背がどんどん伸びて花が咲いた。色も形もキク科の野菜であることが良く分かる。こちらは

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 同じ「メルカート」という名前で販売されている各種のレタスの種から育ったチコリの花だ。

 中心まで水色の大きな花で一部を摘んできて花瓶に挿した。

 どちらも朝は開いているが夕方には完全に閉じてしまう。

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 一つの花を拡大すると、全てが水色で、非常に印象的だ。

 

侮れないものは

畑の雑草

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 写真はメヒシバ(雌日芝)を抜いたところ。借りている畑は無農薬、できれば無肥料を目指していて、なるべく雑草も外に持ち出さないようにしている。

 ところが、写真のメヒシバは枯れた後に土の中でアレロパシー(他の植物の成長を妨げる)物質(アレロケミカル)を出すというのを知った。

 これまで、堆肥にしていたのは間違いだったのか!

 どうしたら良いのか答えを探している段階だが、取りあえず他の雑草と分けることにした。

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 こちらはメヒシバより力強い感じのオヒシバ(雄日芝)。ただし、メヒシバのように節から根が出てどんどん蔓延る力はない。また

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 写真のカヤツリグサもイネ科の雑草に似ているが、アレロパシーが有るのかどうか分からない。

 いまのところ堆肥にしても良いのは

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 ハキダメギク(ましな名前をつけてやりたい)や

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 夏の間はそのままにして日除けにしているスベリヒユ(食べられるらしいが試したことは無い)くらいかも知れない。

 

手放せないものは

80年代始めのステレオラジカセ

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 今は社名を聞くこともなくなってしまったアイワの製品でAM、FMステレオの受信とマイクロカセットによる録音再生が可能な小さなラジカセだ(調べてみると、最近、十和田オーディオという秋田県の会社がアイワブランドで製品を販売しているとのこと)。

 残念ながら、メカ部分はゴムの劣化でうまく動かないが、ラジオの部分は完全に動作する。

 90MHz以上のワイドFM(AM放送番組のFM放送)が始まっていることに加えて、当時の手が込んでいて非常に精巧なもの作りが分かる貴重な品だと感じ、今回現役復帰を目指した。

 手始めに音量調整の薄型ボリュームの劣化が激しくて雑音がひどいのを直すことにした。

 同じパーツが手に入らないので、無理を承知で通常の16ミリ径の2連ボリュームを使って修理することにした。

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 裏蓋が閉まらないので、止むなく裏蓋のボリュームの角が当たる部分を糸鋸を使ってカットした。

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 ちょっと雑なやり方になってしまったが、以上の修理でFM放送に加えてAM放送もクリアな音質で聴くことが可能になった。

 ついでに、電池駆動(単三電池4本)に加えてACアダプタも接続できるようにした。

 具体的には、壊れてしまったイメージスキャナの付属品で、残っていたACアダプタ(12V)を使ってDC−DCコンバータを介して6Vを供給するのだが、これについては、守らなければならない事項が多いので、別途記述しようと思う。

 尚、今回のような修理に限らず、電源については、充分な知識と技術の無い方は絶対に手を加えないで欲しい。

蟻ではないものは

蟻そっくりの虫

 家族が窓の内側で赤い蟻を捕ったとのことで、先ず思い浮かんだのがヒアリ。コンテナの荷物などに紛れてついに我が家までやってきたのかという不安が頭をよぎる。

 捕まえた「蟻」をルーペで拡大してみると体長約7mm、ネットで調べると、ヒアリは6mm位までらしく、「腰」のあたりに2つの「コブ」があるのが特徴とのことで、ちょっと違う。

 ヒアリと間違えられることのある在来種の蟻かもしれない。 

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 上の写真の通り、ばらばらになってしまい、腹の大半が失われた状態だが、見かけはどうみても蟻以外の何者でもない。

 ところがレンズを通して頭の部分を良くみると大きな2つの目が無い。その代わりに小さな目がいくつもついている。

 ここまで来ても、まだ「蟻」から頭が離れず、ネットで「目が沢山ある蟻」について調べたりした。

 結局、辿りついたのが「アリグモ」。どう見ても蟻にしか見えない蜘蛛がいるとは知らなかった。危険な虫と間違われてかわいそうな結果になってしまった。

 それにしても自然は何故そんなそっくりさんをつくるのか不思議でならない。

直ぐには分からないものは

パソコンのエラーメッセージ

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 15年ほどデータロガー(例えば気温などの観測データを継続して記録するもの)として動かしていたリコーチャンドラという愛称のサブノートパソコンが、書き込みオーバーで止まってしまったため、分解してHDDを取り出して余分なデータを消去した。

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 これはキーボードを外したところで、マザーボードが写っている。

 この裏側に850MバイトのHDD(今の製品の千分の一位の容量)が取り付けられている。

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 これは同じマザーボード(予備に購入しておいたもの)の裏面の様子で、黒い部分にHDDを取り付ける。

 ところで、冒頭のスクリーンのエラー表示はI9990305という数字(最初はI(アルファベット))で、過度に専門的なため当然マニュアルにも出ていない。(追記:これは間違いで、巻末に出ていたのを見落としていた。)

 困ってしまい、ネットでしらべたところ、IBMのノートパソコンに関係するサイトで少なからず、この数字がヒットした。

 リコーチャンドラはたしかライオスシステムというリコーとIBM合弁会社の製品だったと思う。

 この数字の意味するところは「OSが見つかりません」とのことだが、問題はそれだけでは答えが出ず、いろいろな原因が考えられることだ。

 例えば、

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 パソコンの裏側のメモリースロットの上に載せられている黄色いリチウムバッテリー(CMOSバックアップ用)が放電していると、BIOS(OSの下位にあるベーシックIOシステム)の動作がエラーになり起動不可能になる。

 このため、普通は最初にこのバッテリーをチェックすることで、余分な分解作業を回避できる可能性がある。

 測定してみたバッテリーの電圧は2.91V(3Vのバッテリーが一般的)でまだ余裕があるようだった。

 このため、別な原因が有ると考えられる。当然コネクタ類の接続はチェックしているので、もう一度HDDを取り出して別なパソコンでチェックする必要がある(やれやれ)。

 今回はちょっとやっかいな状況になってしまった。

 うまく解決できる可能性は50%以下かもしれないが、後日また報告したいと思う。

測らないと分からないものは

水晶発振器

 雨の季節で、以前に作成し10年以上休まずに動かしていたFMチューナーのメンテナンスのために、トランジスタ一石の10.7MHzの発振回路(コルピッツ型発振回路)を作成した。

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 写真のように手持ちのパーツを使って、ケースの大きさに合う古い基板上に組み立てたもので、逆さに10.700の数字が見えているのが水晶発振器だ。

 回路を組み立てたものの、手間を惜しんだため情けない見栄えで、実際に動作しているのか否か、また目的の周波数が得られているのかが問題だ。

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 そこで、これまたずっと作成中のままだった秋月電子通商の周波数カウンタ(TCXOを使っているため無調整で正確な測定ができるキット)をあり合わせのシャシー(2枚のアルミ板を組み合わせただけだが、ゴム足付き)に据え付けて上述の発振回路を測定してみた。

 その結果10.7MHzの99.95%の周波数で発振していることが分かった。約2000分の1の誤差で、実用上十分な性能だと思う。

 尚、上の写真に見えている発振回路(ケース入り)の外観は次の写真の通りで、手前に見えているのが乾電池2本と昇圧回路による5V電源だ。

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 5V電源の昇圧回路は秋月電子通商で販売されている安価なIC(HT7750)を使ったもので、200mAの電流まで出力可能とのことだが、入力する電源の電圧が低いと出力電圧、電流などの性能が落ちるらしい。ただし、100uHのインダクタは手巻きの大きくて余裕のあるものを使用しており、今回のような目的には十分と思われる。