おいしい菜自然菜園

外に持ち出さず、菜園内での循環を目指しています

園芸

自然栽培の土つくり

吉田俊道さんの方法を試す 農薬や肥料を使わない自然栽培は土ができるまでに何年もかかります。そこで、なるべく早く土作りができる方法を探していたところ、雑誌(やさい畑2019年秋号)の特集「驚異の土づくり」にとても中身が濃い情報が載っていました…

キャベツのその後

外葉の成長とアオムシ退治 植え付けから40日ほど経ち、ぼかしの追肥の効果もあってキャベツが大きく育ったが、写真の通りアオムシの被害が甚大だ。 2列のキャベツの間にレタス(島ちしゃ)を植えてあるのだが、白い蝶はへっちゃらだったようだ。時々上か…

胚軸切断挿し木法2020年

双葉での挿し木 雑誌で見た大胆な挿し木の方法を、記事の苗よりずっと早い段階で実行してみました。 夏の強い日差しを避けるために室内で苗作りをすると、夜間に徒長してひょろひょろの苗ができてしまいます。 そこで、上の写真のように思いきって軸の途中で…

キャベツの植え付け

菜園のオーナーから苗をもらった 先月末に思いがけずキャベツを植え付けることになり、急いで畝を用意して少しずつ植え付けた。 未だ暑さが厳しく、雨も降らない中で枯れてしまうのが一番気になったが、どうやら根付いたようだ。左奥の三本は契約している食…

加茂ナスとハラペーニョ

初めての収穫 前回ナスの自動潅水装置について書いたが、装置の完成前に収穫したナスとトウガラシを並べてみた 初めてなので直径5cmほどで収穫したが、とても滑らかで美味しかった。流通している加茂ナスは高価で穫れたては手に入らないので、菜園で栽培す…

マイコン内蔵サドル

と言っても座ることはできません 愛用の折り畳みミニベロの当初のサドルが出てきて燃えるゴミに出すつもりだったが、菜園の自動潅水装置のコントローラを収納することを思いついた。 電子機器を屋外に終日設置するとき、昼間は灼熱の太陽に晒され、明け方に…

浜クロピー

固定種の黒いピーマン 菜園で初めて育てた浜クロピーが採れた。 左の通常のピーマンと比べてインパクトの有る存在感だ。外は黒いけれども包丁を入れると中は緑だ。味はマイルドで癖が無く食べ易い。試しに一株だけ植えたのだが、もっと増やしても良かった。 …

トマティーヨ

初めての栽培 今年の夏もの野菜の定植が大幅に遅れていることは前に書いたが、その代わりに初めての野菜の苗つくりに取り組んでいる。 これは新型コロナによる社会の変化を目の当たりにして、皆と同じことをしてると選択肢が減るのを意識したことも理由の一…

気長に待つしかない

セロリの収穫 今年もいろいろ苗作りを試みているが、化成肥料を使わないため苗の成長が呆れるほどスローでトマト、ナス、スイカ等の定植が大幅に遅れている。 これもあって、今年はセロリ、エゴマなど菜園であまり見かけない野菜の栽培に挑戦している。 上の…

菜園のたんぽぽ

自然栽培を目指して思わぬ収穫 菜園では不耕起栽培で野菜をつくっているので、雑草もどんどん生えてくる。稲科の雑草などははびこる前に地上部分を取り除くことにしているが、ところどころに冬越ししたたんぽぽ(萼が下がっているので西洋たんぽぽと思われる…

夏野菜の準備

トマトの苗 2月中に蒔いてポットに植えていた苗の今の様子を書いておこうと思う。 上の写真は2月22日に蒔いたアロイトマトの苗(発芽後2週間)の様子でゆっくりながら元気に育っている。ポットの用土は下半分にたまたま手近なところに置いていたダイソ…

冬越しさつまいも

室外で試してみた 例年さつまいもの苗を冬越しさせているが、今年は室内の苗に加えて加温していない室外での越冬を試してみた。下の写真は室内で越冬中の紅はるか、鳴門金時、マロンゴールドの様子だ。(ポットの色が黒、灰色、白の順になっている) アブラ…

イタリア伝統野菜

思いがけず菜園で育ったカボロネロ 黒いキャベツの意味だが、ビタミン類が普通のキャベツの数倍で隠れたブームになっているとのこと。植えた覚えが無いのにこんなに大きく育った。 実はブロッコリーを化成肥料無しで苗作りするのが難しく、思案したあげくに…

10月の野菜

季節外れのスイカ 8月に野菜屑のぼかしを通路に浅く埋めておいたところ、種からスイカが伸びてきてあっというまに蔓が生い茂った。 いつのまにか果実もついていて10月初めにはソフトボールより大きなサイズになった。通常スイカの収穫は受粉から40日位(…

スイカ(3)

新大和2号 ここ数年スイカを栽培しているが、昨年はかなりの苦戦だった(収穫が遅れて割れてしまった果実も多かった)。今年はどうかというと、昨年よりほんの少し早く種蒔きし、その後の生育も少しはましという感じだ。他の野菜の苗と同様、4月の低温にはや…

許してはならないものは(2)

有害昆虫の天下 前回写真をアップロードした移植後のクリムソンクローバーの今の様子は こんな感じで一部の苗は花を付けている(後ろは移動してきて今はさつまいもを保温している3月まで人参に使ったトンネル)。 気がつくと、蜜蜂だけでなくクリムソンクロ…

寒さにあてないものは(3)

人参の種まきーその後 種まきから3ヶ月近く経った人参の畝の本日の様子は こんな感じで、なんとか7割程の植え穴で人参が育っているが、手前の二ヶ所の失敗が目立っている。これは、種を蒔いて鎮圧した後にした潅水の勢いが強すぎて種が流れてしまったのかも…

許してはならないものは(1)

有害昆虫の天下 2週間ほど前、時々チェックしているBBCニュースの記事の中で、綺麗な写真の下に「地球上の昆虫の減少でゴキブリとイエバエの天下になる」という見出しが有り、ショックを受けた。 確かにライバルが居なくなれば、したたかな連中の天下だ。 …

寒さにあてないものは(2)

冬蒔きの人参 前回は畝に種を蒔いてトンネルを掛けたところまで書いたが、その後は気になりつつも時間が経つのを待つしかなかった。 2週間近くたった本日、めでたく発芽した苗(但し、まだごく僅か)を確認できた。双葉が半分ひらくとYの字に見える。 実は、…

悪玉菌がないものは

自家製ぼかし 菌はとても重要だ。しいたけや舞茸が無いとしたら寂しい。一方、TVなどで連呼されている除菌は有用な善玉菌もやつけてしまうため、とてもマイナスなのだ。皮膚もそうだし身体の中も同様だ。抗生物質を投与された後に胃腸が正常でいられる人は少…

寒さにあてないものは

人参の種まき 夏野菜の人参は9月上旬に蒔き終わらないと収穫が間に合わない。一方、保温をすれば12月、1月が蒔き時になる。 そこで、 昨年の畝を片付けて蒔き床を作った。連作をするほど綺麗な人参がとれるという話もあり、土を耕して炭を入れ、粒状の有機肥…

変わらないものは

自然の営み 新年おめでとうございます 元旦の朝日を浴びて元気にしている鳴門キントキ(さつまいも)の様子です。 平成も31年で次の時代になりますが、声高に変わらなければならない!と叫ぶ人には気をつけましょう。 人類を含め、動植物は何百万年という…

あり難くないものは

畑の蟻 紅葉の季節になり、蟻とキリギリスのお話がなんとなく頭に浮かぶ。 ところが、畑の蟻は実際はわると手を組んでいることが多いのだ。例えば 畑の畝に植え付けたイチゴの苗をよくみると、葉の茎が出ている中心の部分(クラウンと呼ばれる)に細かな土が…

へそが無いものは

秋植えのじゃがいも 台風24号で掛けていたマルチが外れてズタズタになってしまったが、それにも負けずに葉を広げて育っている。 じつはこのじゃがいも(アンデスレッド)はへそが無いのだ。といっても、昔あったテレビCMのカエルには無いへそではなく、下…

耐えられないものは

強い台風 台風24号は急な速度で北東に去って行き、各地に甚大な被害を残したが、当地も例外でない。 菜園の横のハウスのビニールが裂けてしまった。 また、 台風が通過した後も安心できない。強い陽射しの下の強風も野菜には耐えられない。上の写真には縮…

遺伝子組み換えでないものは

固定種の野菜 写真は借りている畑に播いた種の袋だ。全て「固定種」で、当然のことながら(安全性に疑問がある)遺伝子組み換え作物ではない。 ところが、遺伝子組み換え作物を使っていない食品を選べば良いというほど話は簡単ではない。 というのは、スーパ…

見たことが無いものは

レタスの花 もしかすると特に珍しくは無いかもしれないが、今年初めてレタスの背がどんどん伸びて花が咲いた。色も形もキク科の野菜であることが良く分かる。こちらは 同じ「メルカート」という名前で販売されている各種のレタスの種から育ったチコリの花だ…

侮れないものは

畑の雑草 写真はメヒシバ(雌日芝)を抜いたところ。借りている畑は無農薬、できれば無肥料を目指していて、なるべく雑草も外に持ち出さないようにしている。 ところが、写真のメヒシバは枯れた後に土の中でアレロパシー(他の植物の成長を妨げる)物質(ア…

寿命が無いものは(2)

甘藷 畑に設けた温床の中のさつまいもの今の様子だ。昨年の収穫時にとっておいた蔓で、冬の間はリビングの片隅で寒さをしのぎ、暖かくなった4月に温床内に移植したものだ。 左側にべにはるかという品種を植え、右の方に鳴門きんときが有るのだが、未だ成長…

同じ科とは思えないものは

ナス科の野菜 じゃがいもの花の時期になり、写真を撮った。じゃがいもはナス科の野菜だが、食べる部分が違っていて、すぐにナスと同類とは考えづらい。 ところが花を比べると非常によく似ている。 下がナスの花の拡大した写真だ。 色も形もそっくりだ。